デジタルサイネージのコンテンツ(表示内容)には大きく二つの種類があります。動画・静止画と分けられると思いますが、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
個人店舗やちょっとしたコンテンツの作成を行うなら「静止画」プラス「効果」がお勧めです。
多くのメッセージを入れられる動画コンテンツ
コンテンツの中にたくさんのメッセージが入れられ、訴求力が高いのが動画コンテンツです。
第一に目が止まります。人間の脳は変化のあるものを認識しますので動画は静止画よりも認識されやすいのです。
動画コンテンツではストーリー性を含め様々なメッセージを動画の中に入れることが可能ですし、共感するシーンを採用することでより分かり易い訴求効果が得られます。
お肉の宣伝なら、熱い鉄板でジュウジュウに焼かれたシーンを動画で流すことで美味しい食材が連想できます。家族での食卓のイメージも伝わるでしょう。もちろん静止画にも出来ますが一つの画像にあまり多くのメッセージは入れられません。
掲載するのに適しているシーンとしては、比較的長い時間画面を見ることが出来る環境が良いと思います。
動画はストーリー性がありますので、途中の画面を少し見ただけでは分かりにくいと言う欠点もあります。病院の待合室や待ち合わせで使う場所などでは効果が得られますが、すぐに通り過ぎる店頭や道の途中では長い動画は効果が薄いと思います。
一瞬で伝える能力は静止画の方が優っていると考えられます。
また作成には多くの費用がかかるのがデメリットだと考えられます。個人店舗で負担するには多額すぎる額になります。
静止画コンテンツ
静止画コンテンツにも多くの利点があります。
メッセージ性の強さは動画よりも強いかもしれません。メッセージの数を多く入れられない分一つのメッセージに対するインパクトを大事に作れるからです。
また静止画コンテンツの利点はその場の雰囲気を壊さないで一瞬にしてメッセージを伝えられるのでお店の雰囲気に合わせユニークなコンテンツが作成出来ます。
美容院などで新たな商品を宣伝したい場合ポスターなどを採用すると思いますが、店の雰囲気を壊さないようにデザインなどに気を配って掲載しているのがほとんどです。
飲食店などでも、その場を楽しんでもらいたい所には、その場にあったデザインの静止画コンテンツがお勧めです。
ちょい効果
静止画コンテンツはその場の雰囲気を壊さない反面、目に止まりにくいのが欠点ですが「効果」を加える事で目に止まりやすいコンテンツにすることが可能です。
「文字だけ後から浮かび上がってくる」・「画像が上から降りてくる」などの効果は静止画コンテンツにも加えることが出来ます。
動画と変わらないですが、撮影・編集を行うようなものを「動画」と表現し画面に表示する演出や一部分が動くような動画を「効果」と呼ばせてもらいます。
もちろん動画と変わりませんので「効果」を多く採用するとメッセージ性が薄まったり、その場の雰囲気を壊したりしますので私は「ちょい効果」をお勧めします。
静止画コンテンツに「ちょい効果」を加えてメッセージ性の高いサイネージコンテンツを作成することが出来るのです。
サイネージの利点
デジタルサイネージの利点の一つが内容を切り替えられる事にあります。
「数十秒毎に掲載内容を変える」・「時間によって掲載内容を変える」・「新たなデザインに切り替える」
キャンペーンやサービスタイムなどを設ける事も可能になりますので、掲載する時には表示時間や曜日設定などが可能なシステムが良いと思います。
費用対効果が高いサイネージコンテンツ
「静止画」に「ちょい効果」を加えて掲載時間などを設定して掲載するのがデジタルサイネージの費用対効果が一番高いのではと考えています。
静止画コンテンツはご自分でも作れますし、依頼しても高額にはなりません。
「ちょい効果」を加えることで動画にも負けない訴求効果が期待できますので、【静止画プラス「ちょい効果」】で費用対効果の高いサイネージを作ってみてはいかがでしょうか?