ポスターなどの広告を少しだけ手を加えて「気になる広告」にしてみましょう。
「効果のある広告」について考えています。
広告は同化する
残念なことに広告は風景と同化して行きます。
道をあるている時に全ての広告に視線が行きますか?
商店街などを歩いていたらポスター、看板などの情報でいっぱいです。人間は見えてはいても必要以上の情報は処理できません。自然と風景の一部として認識してしまいます。
街角の看板であなたが覚えている看板はあなたが興味あるもの必要なものだけだと思います。多くの情報が掲載してあるのに残念ながら全てを処理しきれないのです。
ただ、言いたいことを書いて掲載するだけではなく少しだけ工夫して読んでもらえる広告にして行きましょう。
気づく広告
広告・看板は気づいてもらうこと読んでもらうことを必要とします。
どんな良い文章、読んでくれる人に特典があったとしても気づかない・読んでくれないと何も効果がありません。
先ずは「気づいてもらうこと」にフォーカスして考えてみます。
動くもの
風景として認識された中でも、動きがあると本能的に目が行きます。
いつも歩く道でも猫がいたり鳥が飛んでたりするのが視界に入ってきた場合、人は無意識にそれを注視します。そのものに焦点を合わせみようとするのです。
看板・ポスターなども同じです。動きのある電子看板などに目が行くのは当たり前のことですね。
動画の広告
そう言った意味では動画のサイネージコンテンツは人の目を引くことは確かですね。
ですが、テレビのコマーシャルなどと違って何十秒もそこに立ち止まり見るものでは無いのでメッセージが伝わりにくい様な気がします。
病院の待合室や止まって何かをするところには良いかもしれませんが、街角のポスターや看板をムービーで表すには無理があります。
ここでは街角に貼ってあるポスターレベルの広告を想定していますので足を止めない限り滞在時間は数秒ほどです。
効率の良い広告
短い文章で内容を想像させるもの・・・。
代表的なのが「冷やし中華始めました!」ですね。
少しの文章なのに暑い夏、冷たい麺、少し酸っぱい味覚が想像できます。
文字ではなくイラストでも伝えたいメッセージが瞬時に分かること、なるべくシンプルに伝えることが重要になります。
もちろん、内容を読んでもらって行動してもらいたい時はこの通りではありませんが、短い文章、イラストで何かを想像させる広告は人の行動を変えられる力があります。
このシンプルで伝わりやすい広告に少しだけ動画アクション(動き)を加えるのが気付きやすく伝わりやすい広告だと思います。
例に出した「冷やし中華始めました!」の広告に少しだけ動きを加えることを想像してみて下さい。
一緒に書いてある風鈴が少しだけ風になびく・白の画面から文字が浮かんでくるぐらいがちょうど良いかもしれません。
オススメの構成
デジタルサイネージで何種類かのコンテンツを載せる時、目的に応じて掲載方法を変えるのがオススメの掲載方法です。
メッセージ性が高くシンプルなものはアクション(動き)を加え比較的短い時間で掲載する。
読んでもらいたいお知らせなどは実際にゆっくりその文章が読めるぐらいの掲載時間を用意します。
興味があって読んでいるのに掲載時間が短く画面が切り替わってしまってはダメですよね。
中古車屋さんなどで考えてみると、価格などのインパクトのある広告は動きをつけてシンプルに、車の特徴・スペックなどはゆっくりと見てもらう様に構成します。
動きに目が行き、価格を認識し興味が出ると少し詳しく知りたくなるものです。売りとなる機能などを読んでもらっても良いでしょう。