対岸から見てみる

新型コロナウィルスで世の中の歯車が食い違って来ています。

感謝するべき看護師・医者などが差別を受けたり、他県ナンバーの車に張り紙をされたり、そういう人を非難しあったり・・・。

人間は怖がると原因を探します。その対象が見えない時に無理やりにでも対象を見つけるのです。

新型コロナでわかる人間

新型コロナウィルスが人間の本性そのものを明るみにしています。

見えない敵が現れた時に無理にでも見える敵を見つけ出しそれを攻撃する事で心を落ち着かせようと思うのが人間です。

私も含め見えない恐怖に日々小さくなっていますので、少しでも非があると非難したくなります。

ネットで叩かれている事柄に賛同したり、人を下に見る事で自分を落ちつかせようとしているのです。

対岸に行ってみる

自分で出来ていると思えないですが、この感情を少しでも無くしたいと思うのです。

なので今の状況を対岸で見る時間を作るようにしています。

客観的に見ると言う方が良いでしょうか?まるで自分の事ではないぐらい遠くから見てみるのです。

「いやいや、過剰に怖がってない」とか、「大事な事を忘れてるんじゃない」なんて他人だから出来るツッコミを自分に入れられます。

遠くから自分を眺めると醜い部分が鮮明に見えるので少し我に返る事が出来ます。

正義を振りかざし人を責める

正しいと思うと人を非難したくなります。

同じような話題が世にあるとそれが正義のような気になり平気で人を責め立てたりしたくなるのです。

自分は間違っていないと思う気持ちから過剰に人を傷付ける事になります。

新型コロナで他県ナンバーの車に石を投げつけたり貼り紙したりと普段じゃ考えられない行動になります。

少しだけ立ち止まり、それは正義と言う名の暴力じゃないか、考えて見ましょう。

醜い世の中にしたくなければ・・・。