業務改善 開発前にやること

様々な会社で「業務改善」が行われていますが、この業務改善もいきなり始めるのではなく準備があります。

ツールを導入して「これで業務改善しなさい」では一向に業務改善は行われません。どのようにアプローチしていけば良い業務改善が行われるのでしょうか?

  • 目標の明確化
  • チャレンジして良い雰囲気を作ること
  • 人ではなくやり方で評価する風土作り

私はこの3つを必須条件としています。これらが行われないと良い方法を採用しても長続きはしないのです。

目的の明確化

これは重要です。業務改善に終わりはないのですが、期間を決めて目標を設定しましょう。

「とりあえず取り組んで」は無意味な行為になることが多いです。「今期は〇〇に取り組もう」と社内でのベクトルを合わせることが重要になるんです。時間や売り上げなど目に見えるもので表すのが一番です。

また、あまりに大きな目標は意味がありません。業務効率化によって変わる数字を見つけて取り組みましょう。

チャレンジして良い雰囲気を作ること

なかなか出来ていないのがこれです。人が集まると自分を高く評価してもらいたい人が出てきます。

人が自分を高く見せたい時に簡単に行ってしまうこと、それが人の批判をすることなんです。なので「挑戦」より「失敗」の方がピックアップされチャレンジした人は何も評価されません。

その結果が改善の行われない雰囲気を作ってしまいます。また正当に評価されない前向きな人間が社外に出ていってしまうという悪循環を生みます。

先ずは「チャレンジ」に対する評価をしましょう。これはインセンティブを渡せという意味ではなく、言葉や態度で十分です。評価をしっかり伝えるようにしてください。

人ではなくやり方で評価する風土作り

上の項目にも関連しますが、良いアイディアを出しても「新人だから」「違う部署だから」「社歴がないから」などの評価をされることが多いです。

素直にそのやり方を評価し実行する風土を作ってください。多分、今までにも良い方法がありそれが埋もれていたかもしれません。

トップが業務改善を掲げても社風が人で評価するままだと改善を行うのが難しいのです。

簡単なことではありません

もちろんこの3項目を全てクリアして進めるのは容易なことではありません。

業務改善を行いながらでもこの3項目を意識して進める必要があるのです。

良い結果を望むのであればぜひ考えてみてください。