様々なところで見かける複写式の伝票
「同時に書いたものを一緒に持っておきましょう。」という意味で使われています。同時に印刷されたものを切り離すタイプもありますが、信頼から言うとやっぱり複写になります。
複写式伝票のニーズ
複写式の伝票については見積書、請求書などで多くのシーンで使われています。また、ものを渡した時や各種利用証明など複写式の伝票は色んな所で重宝されています。
荷物の受け渡しなどにも、あるとないでは安心感が違いますよね。
業種によっては指定の複写伝票で作成しないと請求などが受理されない場合もあるようです。
複写伝票は印刷できる
ある程度、伝票が作られていますのでそれにボールペンなどで書けば複写されるように出来ています。
カーボン式は裏、または別紙でインクのついた紙を挟み書く時の圧力で下の紙に写るように出来ています。
ノンカーボンと言われる紙は裏面を直接触ってもインクが写ることはないですが、特殊な薬がカプセル状で塗ってあるようです。それが圧力で割れて紙表面の薬剤に反応して色が出るように出来ています。
レーザープリンタやインクジェットプリンタで複写伝票を複写しようと思っても紙に圧力がかからないため下の紙に印字出来ません。
ドットインパクトプリンタは圧をかけながら印字する仕組みになっていますので複写式の伝票に印刷できるのです。
キレイに出力する
値段が明記されている書類なので間違えのないように、なるべくキレイに出力する必要があります。
また、自社住所・電話番号・出力コードなど全てを手書きするのは手間が増えるだけではなく間違えの元です。
プリンターを使いたい所ですが既に枠は印刷されているので位置合わせが難しいのです。
印刷すると複写の利点、直筆の複写が出来ないと言う意見もありますが、サイン等が複写されれば良いのです。値段などの記入に関しては間違えのない印字の方が利点があります。
数多く印刷するものを見つける
印刷するにはある程度の手間隙をかけて印刷できるような仕組みを組み上げる必要があります。システム屋にお願いしてそれらをやるにもお金がかかります。
月に一度しか印刷しないもの、その後にデータを必要としない物は仕組みを作るには無駄が多くなります。
ただし、印刷の機会が少なくても印刷と同時に確実にデータを残したい場合は別です。それは仕組み化する効果があると判断して良いでしょう。
何回ぐらい印刷してどのぐらいの手間が減るだろう、間違えがどのぐらい改善されるだろう、データに残すことでどのぐらい利便性が上がるだろう。それらを判断して仕組みを作る手間と比べます。
多くの場合はシステム屋に支払う金額になるかと思います。これらの計算なしに進めると仕組み化したは良いが割りに合わないものになってきます。
変化に対応できるか
仕組みはチューンナップ(改良)が必要です。お得意様の記入指示が変わった・新たな帳票が増えた減った、 状況は変わっていきますので改良に手間がかからない仕組みであることも重要です。
私はこの点でcybozuのkitoneを推奨しています。仕組みは変わるものとして対応できるので、小回りの効く仕組みが作れると思っています。
これに印刷する仕組みがあれば最高だなと思って作ったのが「プリンティノ」と言う仕組みです。ドットプリンタ があれば複写伝票にも使えます。(要検証)
小回りの効くシステムに小回りの効く印刷の仕組みが出来上がりました。
合わせる
複写伝票の良い所
「その場で複写して同じ伝票を持ってられる」
印刷の良い所
「数字などの誤字が少ない・書く手間が少ない」
二つの良いところを結び付けてkintoneを使った複写伝票を印刷する仕組みを持たれてはいかがでしょう?