現場と事務所を繋ぐツール

なさそうで、ある話し。

先日「新居を誤って解体業者に解体されてしまった」とSNSで話題になっていましたが、残念なことに解体業界内では、誤って別の家を解体してしまう事例は、無くはないようです。。

その根本的な問題は、解体業者の確認不足であることは明白なのですが、なぜ、このような事態が起きてしまうのでしょうか?

現場と事務所のコミュニケーション不足

現場と事務所(または営業や管理者)とのコミュニケーション不足で陥ってしまったのではないでしょうか。

現場では、現場の環境と条件があり、「次の予定もある」「今日絶対にやらなきゃならない」など進めなくてはならない場合が多いものです。

しかし、絶対に誤ってはならない確認すべき情報もあり、建設業の世界では、一度ミスを犯せば、それを元に戻すことは物理的に不可能なこともあります。取り付けや、新築の施工後なら最悪壊して元に戻すことができます(それでも悲惨です。。)が、解体ともなると既存物件を元に戻せるわけもなく・・新築を建てるより他ありません。

「連絡が取れず確認できない状況であった」「確認をしなかった」「確認したが情報が誤っていた」など、重要事項を「確認」する仕組みがうまく機能していなかったという事なのだと推測できます。

現場と事務所を繋ぐコミュニケーション手段

現場と事務所を繋ぐコミュニケーション手段は、電話だけでなく、スマホやタブレットがあります。ITツールを活用し、現場からの写真や位置情報を組み合わせたり、管理者と現場の職人たち双方が、簡単に、かつ正しい情報を共有することが大切です。

情報の共有ができれば、例え新人監督だったとしても、日本語が得意ではない職人であっても、重大なミスを未然に防ぐ事ができます。

ITツールが必要な理由

現場と事務所を繋ぐコミュニケーション手段にITツールが必要な理由は主に4つあります。

1.リアルタイムのコミュニケーション:

現場の状況は常に変化します。迅速な決定が必要な場合や、緊急の状況が発生したとき、ITツールは事務所と現場間でのリアルタイムのコミュニケーションを可能にします。これにより、必要な情報を迅速に提供し、適切な対応をとることができます。

2.情報の精度と整合性の確保:

ペーパーベースの情報共有は、誤解や情報の行き違いを招く可能性があります。ITツールを使用すると、全員が同じ情報を参照でき、誤解や混乱を避けることができます。また、デジタルツールは、位置情報や写真など、より具体的で詳細な情報を最新の状態で共有することができます。

3.時間とリソースの節約:

ITツールを使用すると、情報を即座に共有し、迅速にフィードバックを提供することが可能になります。これにより、無駄な時間やリソースを節約することができます。働き方改革が求められている昨今、少しでも無駄が減らせたら良いですよね。

4.トレーサビリティ(いつ、誰が、何を行ったか):

デジタルツールを使用すると、通信履歴が記録され、後から確認することもできます。これは問題が発生したときに誰が何を行ったかを確認するため、またはフィードバックを提供し改善するためにも重要です。

これらの理由から、現場と事務所を繋ぐITツールは業務の効率化、コミュニケーションの改善、そして事故やミスの防止において重要な役割を果たします。

現場でまだITツールの活用をされていない場合、現場で簡単に入力と写真がアップできるjoRecの導入がおすすめです。