「リモートワーク、正直うまくいってる?」そのモヤモヤ、実は“隠れルール”の明文化で解決できるかもしれません

「やっぱり顔を合わせないとダメだ」という出社回帰派と、「効率重視でリモート継続!」という推進派。みなさんの周りでも、この議論が続いていませんか?

どちらが正解というよりも、結論は「バランスよく、いいとこ取り」ができれば一番ですよね。でも、それが難しい。なぜなら、多くの現場で「リモートワークの“作法”」が個人の感覚任せになっているからなんです。

今日は、そんな現場のモヤモヤを解消する「ガイドライン(規定)」のあり方について、一緒に考えてみたいと思います。

そのストレス、「基準」がないからかも?

現場の方からよく聞くのが、「あの人、家で本当に仕事してるのかな?」という疑心暗鬼や、逆に「サボってると思われないように、即レスしなきゃ」という過剰なプレッシャーです。これ、実は「信頼関係」の問題というより、単に「基準」が曖昧なことが原因だったりします。

オフィスにいれば「席にいる=仕事中」という共通認識がありましたが、リモートではその「空気感」が伝わりません。だからこそ、これまで阿吽の呼吸で済ませていた部分を、あえて言葉にしてあげる必要があります。

堅苦しい「就業規則」ではなく、使える「ガイドブック」を

「規定を作る」というと、社労士さんが作るような堅い就業規則をイメージされるかもしれません。もちろん法的な整備も必要ですが、現場で本当に必要なのは「こういう時はどうする?」がわかるプレイブック(手順書)です。

例えば、こんな項目を「ガイド」として決めておくだけで、現場の空気はガラッと変わります。

  • レスポンスの許容範囲: 「チャットは1時間以内に返信、電話は緊急時のみ」など。
  • ステータスの可視化: 「離席時はカレンダーに『休憩』と入れる」「集中タイムの合図を決める」。
  • Web会議のカメラ事情: 「基本は顔出し推奨だけど、背景は自由」「回線が重い時はOFFでもOK」。

「えっ、そんな細かいことまで?」と思われるかもしれませんが、この「細かいこと」こそが、日々の迷いを消してくれるんです。「決まっていない」ことは、現場にとっては「迷う時間」そのものなんですよね。

作って終わり、にしていませんか?

業務改善を担当されるみなさんなら、「せっかくマニュアルを作ったのに誰も見ない」という“あるある”に直面したことがあるはずです。 リモートワーク規定も同じで、PDFにしてフォルダの奥深くに眠らせていては意味がありません。

大切なのは、「仕事をしているその場所(画面)」から、すぐに確認できることです。 迷った瞬間にサッと開ける場所に置いておく。そして、現場の実情に合わせて「あ、このルール使いにくいね」となったら、すぐに更新する。

「規定」というと一度決めたら変えてはいけない気がしますが、働き方は生き物です。「β版だから、みんなで使いやすくしていこう」くらいのスタンスで運用する方が、結果的にスマートに定着しますよ。

kintoneなどのツール導入を成功させるカギ

特にkintoneのような業務改善ツールを導入・支援されている方なら、ツールの機能以上に「運用ルール」が大事だと痛感されていると思います。 「リモートでもkintoneに入力してね」と伝えるだけでなく、「なぜ入力が必要なのか」「いつ入力するのか」というガイドラインがセットになって初めて、ツールは現場の武器になります。

まずは、今の現場で「暗黙の了解」になっていることを、一つずつ書き出すことから始めてみませんか?それが、誰もが心地よく働ける「バランスの良いハイブリッドワーク」への第一歩になるはずです。

リモートか出社かという議論の前に、まずは「働き方の基準」を言葉にしてみましょう。堅苦しいルールではなく、迷いをなくすための「ガイド」があれば、現場はもっとスムーズに回り出します。 みなさんの職場では、どんな「独自の工夫」や「ルール」がありますか?ぜひ、小さな成功事例を積み重ねていきましょう。応援しています!

マニュアル作成や運用に関するお悩みがあれば、またいつでも覗きにきてくださいね。