「アイディアがたくさん出るんですね?」と言われることが多いのですが、実はみなさんも多くのアイディアを日々出しているんです。
ただそれに気づかずに忘れてしまっているだけだと私は思っています。
これを少し具体化することで現実味が出てきます。これを私はプロトタイピングと呼んでます。
プロトタイピングをすることで思いついたアイディアを忘れないようにすることができます。
プロトタイピングって?
プロトタイピングはアイディアや企画などを具体的な形にしてみることを指します。
この工程により検証が可能になります。検証って言っても本当に現実化するかの簡単な検証です。
頭の中で考えるだけのアイディアは矛盾していることも多くありますので、どんな形であれ一回現実の形にしてしまうのです。
ペーパープロト
コンピューターシステムなどを考えるときにこの「ペーパープロト」を多用します。
画面構成を書き出してしまうのです。「入力画面」や「結果表示」など、この時点で考えが整理され矛盾点が多いことに気づきます。逆に改良点も見えてきて本格的な開発に移行することも多くあります。
エジソンの言葉
エジソンは出来なかった事も「出来ない方法を発見した」と表現していたようです。
出来ないことを考え行動しないより、プロトタイプを作ってしまった方が早いんです。
そして形になって残るので、すぐに忘れてしまう事を避けられます。
忘れないであげる
私が現実化したアイディアの中には思いついてから10年以上経って現実化したものも多くあります。
私は「アイディアが多く出る」のではなく「多くのアイディアを覚えているのが上手い」だと思っています。
「紙に書き留める」「絵を描いてみる」「作れるものは作ってみる」
少しで良いのでプロトタイピングしてみるようにしています。
手を動かすと忘れないんですよ。本当に・・・。