3Dとデジタルサイネージ
先日、最新のデジタルサイネージについてのウェビナーに参加する機会がありました。
やはり最新で面白いものは「3D」コンテンツのようです。
デジタルサイネージと3Dを組み合わせることで、見る人の目を惹きつけ、魅力的に情報を伝えることができる強力なディスプレイを作ることができます。
3Dのデジタルサイネージは、既にご覧になっている方も多いかもしれません。
例えば、巨大猫で有名な新宿のビジョンなどでも3Dコンテンツが放映されて話題になりました。
スイートスポットと呼ばれる、裸眼でも立体的に見える場所から見るように作られています。
実際に新宿にも見に行きましたが、確かに少しずれて別の場所から見ると、画像としては変な感じに見えます。
湾曲したディスプレイがより立体っぽさを際立たせています。
3Dコンテンツのメリット
3Dコンテンツのメリットは、3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)で作成したリアルな3Dモデルをデジタルサイネージに表示した場合、製品の特徴や利点をより深く理解することができ、また、製品の動作のデモンストレーションにも利用できます。
そして何と言っても、広告メッセージを目立たせ、視聴者の注意を引くことができます。
目立つと「視認率」が上がります。
視認率とは、実際に消費者の目にとまった商品や広告の割合のことです。
広告は見てもらってナンボなので、目立つほど効果を発揮します。
巨大猫のようにインパクトのある広告だと、リアルの場だけでなく、SNS上の口コミで徐々に拡散していき、新宿にわざわざ行かなくても巨大猫を見ることができます。
その場で映し出すサイネージ広告以上の効果が得られるのです。
3Dコンテンツのデメリット
3Dコンテンツのデメリットとしては、まだまだ一般的には広まっているとは言えないことでしょう。
何か新しいことをやろうとしてもハードが追いついていない部分もあります。
また制作の期間やコストがかかるので、一般的になるのはもう少し先になりそうですね。
これらの課題を解決した頃には、面白いサイネージができそうです。
サイネージは動画が良い?
では3D以外で目立つとなると、動画のコンテンツが良いのでしょうか?
動画も目立つのですが、コマーシャルのような長い動画は、街ゆく人がわざわざ足を止めてまで見ることは殆どしません。
見るとしたら、それは出演している人や商品などに余程な関心がある時だけです。
動画の情報量は多くて魅力的なのですが、サイネージのコンテンツとしては、全て最後まで見なければ伝わらない動画よりも、文字だけを動かすなど「ポイントだけ動画」の方が見る側の効率が良く、目立つのでおすすめです。
最新のデジタルサイネージと今後
今後は、メタバースやゲームなどで3DCGが発展していくと予想されています。
デジタルサイネージも3Dコンテンツなどが主流になる日もそう遠くはないでしょう。
その動向は見守りつつも、やはり広告主の立場としてみたら、どれだけ広告が見られて、どれだけ効果が出ているのか?という結果をしっかりと捉えたいでしょうし、広告をどの位の人が認識しているのか、調査をしながら設置することも大事です。
不特定多数に向けたメディアだからこそ、表示結果についても一緒に分析して行くことでデジタルサイネージが更に発展していくのだと思います。
視認率をしっかりと数値化していこう、ということです。
ギボンズでは、デジタルサイネージにカメラを取り付けて視認性も同時に確認する、というサービスも考えています。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。