こんにちは。
少し意外に思われるかもしれませんが、時々私は趣味で「タコス」を提供しています。
つい先日のイベントでは、お客様が自分でトルティーヤを焼いて、好きな具材を盛りつけて楽しめる「タコス手作り体験会」を行っており、毎回たくさんの笑顔に出会うことができました。
楽しい一方、食品を提供する以上、趣味とはいえ「責任」が伴います。そこで食品衛生責任者になり、より安全に、美味しく、楽しくイベントを運営できるよう、年々改善を重ねてきました。
そしてその改善に役立っているのが、業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」です。
ご存じの通り、現在すべての食品等事業者には、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が義務付けられています。
私のタコスイベントでも、kintone上に
- メニューの製造工程
- 原材料の管理項目
- 危害要因と重要管理点(CCP)
をまとめた「HACCP対応のメニューアプリ」を作成しています。
手間がかかりそうに思えますが、危害要因と重要管理については、材料と工程をAIに投げ、確認しながら作成します。また、kintoneについては、フォーム設計とテーブル機能を使えば、項目の整理・更新も簡単に行えます。
そして、毎回のイベント後には改善点を記録し、次に活かすようにしています。
ただ、こういった管理が難しいのは「現場」ですよね。
私たちも営業中にチェックすることの難しさを体験しています。
よく飲食店のトイレに清掃のチェック表がかかっていることがありますが、このチェックは清掃のついでにチェックを習慣化させれば可能なものですが、忙しい調理場において、食材管理や工程チェックをリアルタイムに行うことはなかなか難しいのではと感じます。
現場が忙しい時間帯に「紙に記録して保管して…」というのは、やはり負担です。
だからこそ、ツール導入のポイントは「現場で負担なく、簡単に記録できること」に尽きます。
弊社では、kintoneと連携できる現場報告ツール「JoRec(ジョレック)」を提供しています。
- チェック項目は自由に設計可能
- モバイル・タブレットでも記録OK
- 記録データはそのままkintoneに反映
- 写真の記録にも対応
つまり、「書く」を、「タップして終わり」に変えることができるのです。
もちろん、運用前には現場ごとの項目設計をしっかり打ち合わせするのが成功のカギです。
形式だけのチェックではなく、「何のためのチェックか」が理解された仕組みにすることで、記録が“現場の安心感”につながります。
HACCP対応の電子化と聞くと、「大企業向けの管理体制」と構えてしまう方も多いかもしれません。
でも実際には、小さな現場でも「工夫とツール次第」で十分に対応可能です。
kintoneを活用すれば、HACCP対応以外の管理業務も自社に合わせて、日々の業務改善にもつながります。
衛生管理も「義務感」から「仕組みで当たり前」に変えてみませんか?